最終更新日時 on 2026年9月12日 by mitsu
福島県の中央にひろがる猪苗代湖と、その北に連なる裏磐梯。磐梯山を正面に望む湖岸は、県内でもっとも「福島らしい」風景かもしれません。波打ち際、雪をかぶった山、そして冬に飛来する白鳥。背景をつくり込む必要がまったくない、そんなロケーションです。

猪苗代湖・裏磐梯とは
磐梯山の南側を表磐梯、北側を裏磐梯と呼びます。南麓に横たわる猪苗代湖は、国道49号沿いの志田浜など白い砂浜が続き、毎年10月から4月にかけて多くの白鳥が飛来します。白鳥がもっとも多く見られるのは2月。北へ渡り始める3月まで、湖と山と鳥がそろう景色が続きます。
一方の裏磐梯は、五色沼湖沼群や桧原湖など、明治の噴火がつくった湖沼が点在するエリア。猪苗代からゴールドラインで20〜30分ほどなので、一日のなかで「湖岸」と「高原」の二つの表情を撮り分けられます。
撮影スポット
湖岸と磐梯山
定番にして最強なのが、磐梯山を背にした湖岸です。水平線を低く取って山と空を大きく入れる引き、波打ち際にベールを流す寄り。冬は空気が澄み、山の稜線がくっきり出ます。


白鳥と冬の湖
白鳥が浮かぶ湖面を背景に入れられるのは、この季節だけの特権です。鳥を追いかけるのではなく、「鳥がいる湖のほとりに二人がいる」という距離感で撮ると自然に収まります。


季節ごとの表情
- 春——雪解けの湖と芽吹き。人が少なく、静かに撮れる時期です。
- 夏——青い湖面と入道雲。マリンブルーのような色が出ることもあります。
- 秋——裏磐梯の紅葉。五色沼まわりは県内屈指の色づきです。
- 冬——雪の磐梯山と白鳥。もっともドラマチックですが、防寒と足元の準備は必須。
撮影のポイント
- 風は湖から来る——湖岸は遮るものがありません。ベールと髪は風を計算に入れて。
- 冬は「動ける時間」が短い——撮影のカット割りを事前に決め、現場での迷いを減らしましょう。
- 砂と泥——波打ち際は想像以上に汚れます。裾を上げる担当を必ず一人。
- 野鳥に近づかない——白鳥は餌付けや接近を避け、距離を保って撮影しましょう。
撮影の申し込みとアクセス
湖岸や高原は場所によって管理者が異なります。町営牧場やハーブ園など施設内で撮影する場合は事前予約が必要で、他の利用者を最優先にすることが条件になります。撮影場所が決まったら、その都度確認を。
- エリア:福島県耶麻郡猪苗代町・北塩原村ほか
- 白鳥の飛来:例年10月〜4月(最盛期は2月)/志田浜など
- アクセス:磐越自動車道 猪苗代磐梯高原ICから湖岸まで約10分
- 参考:猪苗代観光協会
まとめ
猪苗代湖と裏磐梯は、「福島で撮った」と一目でわかる一枚が撮れる場所です。磐梯山という誰もが知る背景があり、季節ごとに湖の表情が変わる。会津若松からも郡山からも近く、他のロケーションと組み合わせやすいのも強みです。
