最終更新日時 on 2026年9月12日 by mitsu
【重要なお知らせ】安積歴史博物館(旧福島県尋常中学校本館)は、令和3年2月・令和4年3月の福島県沖地震で被災し、2023年10月から保存修理(災害復旧工事)のため長期休館中です。前庭も工事中で立ち入りできません。本記事は、再開後にロケーション候補として検討いただくためのご紹介です。現在の状況は必ず公式サイトでご確認ください。

安積歴史博物館とは
福島県立安積高等学校の敷地内に建つ、明治22年(1889)創建の木造校舎です。イタリア・ルネサンス風の意匠を持つ明治期洋風建築の代表例として、昭和52年(1977)に国の重要文化財に指定されました。珄喰塗りの壁、腰羽目板張りの廊下、講堂のシャンデリア——細部まで当時の設計思想が残っています。
撮影スポット
半円アーチの窓とバルコニー
この建物の象徴が、大きな半円アーチの開口部です。外から差し込む光を背にすればシルエットに、窓側から順光で撮れば衣裳の質感がしっかり出る。一か所で真逆の表現ができる、贅沢なスポットです。


階段と廊下
折り返しの階段は、裾を長く見せられる縦構図の定番。長い廊下は奥行きが強く、望遠で圧縮すると人物が浮き上がります。天井の照明が点線のように連なる構図も、この建物ならではです。


下見板の外壁と窓の光
白い下見板張りの外壁は、シンプルで色数の少ない背景。和装の柄をいちばん素直に見せてくれます。室内では、窓から入る光が床と壁に落とす格子の影も使えます。


撮影のポイント
- 屋内は明暗差が大きい——窓を背にするか、窓からの光を当てるかを先に決めておくと迷いません。
- 文化財としての配慮——床・壁・建具に触れない立ち位置と、三脚の設置場所を事前に確認しましょう。
- 学校の敷地内にあります——授業や学校行事のある日程・時間帯は避ける必要があります。
撮影の申し込みとアクセス
通常時、撮影を主目的とする利用には専用の申込書と誓約書の提出が必要です。再開後の受け入れ条件は変更される可能性があるため、検討される際はまず公式サイトの最新情報をご確認ください。
- 所在地:福島県郡山市開成5-25-63(福島県立安積高等学校 敷地内)
- 現況:2023年10月から保存修理工事のため長期休館中(前庭も立ち入り不可)
- アクセス:JR郡山駅から約3.5km/東北自動車道 郡山ICから約5.5km
- 公式サイト:公益財団法人 安積歴史博物館
まとめ
明治の洋風建築という背景は、振袖にも白無垢にもドレスにも噛み合います。天候に左右されない屋内ロケーションという意味でも、郡山エリアでは貴重な存在でした。いまは修復の途中ですが、再びこの光のなかで撮れる日を待ちたい建物です。
